About termitesシロアリについて

What is termite?シロアリとは?

シロアリの生態

シロアリの種類は、わかっているだけでも世界中に2000種類以上と言われています。
そのうち日本には約22種類のシロアリが定着・生息しています。そのほとんどが森の掃除屋として自然界で大事な役割をはたしています。住宅を加害する種類はその一部です。
その中で建築物などに大きな被害を与える主な種類がヤマトシロアリとイエシロアリです。

ヤマトシロアリについて

ヤマトシロアリについて

ヤマトシロアリの兵蟻

わが国ででは最も分布の広い種類であり、高山と極寒地を除き全国に普遍的に生息しています。土の中や湿った多湿な環境を好み、被害は床下に多く、結露や湿気の多い建物では天井まで被害が及ぶこともあります。コロニー(巣)内の個体数は2〜3万匹ほどです。比較的寒さに強く、6℃で活動を始めます。

イエシロアリについて

イエシロアリについて

イエシロアリの兵蟻

イエシロアリは世界中のシロアリの内でも、最も加害の激しいと言われている種類です。建築物でも木造だけではなく、コンクリート造の建築物、立木に対しても被害を及ぼします。大きな巣を建物内または樹幹内、地下に造り蟻道を通じて加害場所とつなげていきます。
食蟻(働きアリ)は水を運ぶ能力があるので被害は建物の上層部まで及びます。
1つのコロニー(巣)内の個体数は100万匹に及ぶものもあると言われ、加害速度も早いのが特徴です。
寒さに弱く、その分布は温暖地に限られます。

日本のヤマトシロアリとイエシロアリの分布図

日本のヤマトシロアリとイエシロアリの分布図

日本国内におけるシロアリの生息地域は図のようになります。ヤマトシロアリが北海道の一部地域を除く、ほぼ日本列島全域に生息しているのに対し、イエシロアリは比較的温暖な地域に生息しています。沖縄ではヤマトシロアリの被害もありますが、ほぼイエシロアリによる被害が多いのが現状です。

ヤマトシロアリとイエシロアリの外見は、ほぼ同じように見えますが、巣の形成や規模・生態も異なる部分も多く、それぞれで駆除方法にも違いがあります。特にイエシロアリは被害が甚大になるケースが多く、発生した場合には早急に対処する必要があります。

出典 : 社団法人日本しろあり対策協会

Story of termiteシロアリのおはなし

シロアリのおはなし

シロアリはどこから発生してくるのでしょうか?それはほぼ地中から侵入してくるのです。沖縄ではコンクリート造だから大丈夫という話をよく耳にしますが、そんなことはありません。建物の経年劣化で、コンクリートにクラック(ひび割れ)ができ、そこから侵入するケースや、排水パイプ、電気系統の配線など様々な隙間を利用して侵入してきます。そこで新築時に薬剤を土壌へ散布し、さらにコンクリート土間にも薬剤を散布しておくことで、より効果が上がり、大切な住宅をシロアリから守る事ができます。

シロアリの侵入経路

経年劣化のひび割れや水漏れから侵入

経年劣化のひび割れや
水漏れから侵入

パイプや配線の隙間から侵入

パイプや配線の
隙間から侵入

外の通気口から侵入

外の通気口から侵入

シロアリに侵入されないためにはどうしたらいいの?

  • 定期的な点検と
    予防が大事
  • 床下の湿気や
    換気をよくする
  • 押入れや倉庫など
    定期的に確認

シロアリ被害に遭わないようにするためにも、上記項目が大切です。特に押入れや倉庫などは風通しが悪く、空気がこもりがちなので、定期的に荷物を出して換気を良くしましょう。梅雨時期などは特に注意が必要です。

Warningこのような状態だと要注意!

シロアリ駆除には専門知識が必要です。見つけても殺虫剤などを使用せず、すぐに専門業者へ相談しましょう!

窓を閉め切っているのに、室内を羽アリがたくさん飛んでいる

水回りからカチカチと異音がする

床や柱に食われた個所がある

庭や敷地内に置いてある材木からシロアリが出てきた

虫の羽が床に無数に落ちている

近隣の住宅が被害にあった

If you find a termiteもしも、シロアリを発見したら・・・

 すみやかにシロアリ専門業者へ連絡してください。放っておくとシロアリはどんどん家屋を食害していき、修繕費用などさらに費用がかかってしまいます。被害を最小限に食い止めるためにも、早急な駆除が必要となります。
 シロアリ駆除には適切な知識、経験、技術が必要です。くれぐれもご自分で処置を行わないようにしましょう。弊社にご相談いただければ、お客様のご予算に合わせて様 々な施工方法をご提案することが可能です。

シロアリ発見時にお勧めできない行為

殺虫剤のご使用はお控え下さい

発見した際はなるべく何もせずに、ご連絡ください。臆病な性質ですので逃げてしまい、完全な駆除が難しくなってしまいます。殺虫剤を使用すると、表面上は駆除できますが、木の内部にいるシロアリまでは駆除できません。

自分で薬剤を購入して駆除を行う

駆除費用の関係で、自分で処理を行う方も多いです。しかしながら、シロアリ駆除は適切な知識を持っているプロでも難しい作業です。適切な処置を行わないと再発し、被害が止まらない可能性が大きいです。

家庭用燻煙式殺虫剤で駆除する

こちらも、木材内部や巣の中にいるシロアリまで成分が行き届かないので、駆除には向いていません。仮に一つの巣に効いたとしても、イエシロアリの場合は分巣もあるので、根本的な解決にはなりません。

床下に1人で潜って調査を行う

初心者が床下に潜る行為はかなり危険です。床下は暗い上に狭く、思うように身動きがとれません。入れたのに出られなくなる場合もあります。最悪の場合、ケガをする可能性もありますのでお控えください。

放置して見なかったことにする

お気持ちはわかりますが、数万頭で食害を起こしますので、進行スピードが早く、放置してしまうと、さらに家屋全体への被害が拡大してしまいます。被害を最小限に食い止める為にも、早急に専門会社へご相談ください。

仏壇にウートートゥする

困ったときの神頼み、と言いたいところですが、残念ながら無理です。祖先のおじーおばーも困ると思いますので、適切な駆除工事で処理を行い、祖先が残してくれた大切な住宅を末長く長持ちさせましょう。

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